お役立ち情報・コラム

コーポレートサイトとは？　基本的な役割を解説

コーポレートサイトとは企業の概要やIR情報、採用情報など、自社がどのような企業であるかをユーザーに伝えるためのサイトです。

企業が抱えているサイトはコーポレートサイトだけでなく、サービスサイト、採用サイトなどがあります。これらの違いは次の通りです。

それぞれ、ユーザーのニーズや目的が異なります。例えば採用サイトを閲覧するユーザーであれば、自社にどのような従業員がいるのかを知りたい、勤務条件が知りたいなどのニーズを抱えています。一方、コーポレートサイトの場合、どのような企業であるのか、どのような沿革であるのかなどを把握したいというニーズを抱えたユーザーが閲覧するのが一般的です。

コーポレートサイトはステークホルダーからの信頼を高める

コーポレートサイトを運営することは、顧客や取引先、さらには地域社会など、企業に関わるステークホルダーからの信頼向上にも一役を買います。

コーポレートサイトにてCSRやESGへの取り組みを発信することで、自社のブランディングが向上し、ステークホルダーからの信頼向上が期待できるでしょう。CSRは企業の社会的責任と訳され、ステークホルダーに対して責任ある行動を取ることです。またESG活動とは環境や社会、ガバナンスに配慮した活動を指します。

コーポレートサイトにリニューアルが必要なケースとは？

自社の基本情報を発信するコーポレートサイトは、開設したらそのままで良いわけではありません。コーポレートサイトは必要に応じてリニューアルを行いましょう。例えば次のようなケースで、コーポレートサイトのリニューアルをおすすめします。

-自社の経営方針やロゴなどが変更になった

-情報が古いままになっている

-スマートフォンに対応していない

-サイトのデザインがトレンドとズレている

自社の経営方針やロゴなどが変更になった

市場環境の変化や従業員のモチベーション低下など、さまざまな理由で自社の経営方針が変更になることがあります。また経営者の世代交代により、自社のロゴを変更することもあるでしょう。コーポレートサイトには経営方針やロゴが掲載されているのが一般的なため、変更が発生したらサイトのリニューアルが必要です。

情報が古いままになっている

以下のようなコーポレートサイトの掲載情報が古いままになっているケースでも、リニューアルをした方が良いでしょう。

-会社の住所や電話番号

-経営者の名前

-サービスや商品詳細

-従業員のインタビュー記事や動画

古い情報をそのままにしていると自社への信頼が低下しかねません。例えばすでに退職している従業員のインタビュー記事や動画を放置していると、新入社員が入社後に不審に思う可能性があります。

スマートフォンに対応していない

ユーザーがサイトを閲覧するデバイスは、パソコンだけではありません。スマートフォンで閲覧するユーザーも多いでしょう。企業によってはコーポレートサイトがスマートフォンでの閲覧に対応していないケースがありますが、スマートフォンに対応していないとユーザーの離脱につながりかねません。

サイトのデザインがトレンドとズレている

コーポレートサイトに限らず、サイトデザインにはトレンドがあります。そのため、コーポレートサイトを開設後、時間が経過したことでサイトのデザインがトレンドからズレてしまうケースもあるでしょう。古いデザインのままでは、訪問したユーザーが活動している企業なのかを疑ってしまう可能性があります。

コーポレートサイトをリニューアルする際の手順

コーポレートサイトをリニューアルする際は、次のような手順で進めていきましょう。

-リニューアルの目的を明確にする

-コンテンツを整理する

-サイトマップを練る

-デザインを設計する

-サイトをリニューアル～公開する

リニューアルの目的を明確にする

コーポレートサイトのリニューアルに当たっては、なぜ一新するのか目的を明確にしましょう。目的を明確にするために、現状を分析する必要があります。たとえば、スマートフォンからの離脱が多い場合は、モバイル端末でも見やすいデザインにすることが目的になります。自社の現状を把握するには競合の分析も有効です。競合を分析して、自社の強みと弱みを把握しましょう。

リニューアルの目的を明確にしたら、要件定義として整理します。要件定義とは、現状の課題や今後の方向性などサイトリニューアルに当たって必要な要件をまとめる作業のことです。要件定義によって、サイトリニューアルの関係者が共通の認識を持つことが可能です。

コンテンツを整理する

サイトリニューアルではどのようなコンテンツを残し、どのようなコンテンツを新たに追加するかなどの整理が必要です。ユーザーがどのような情報を求めているかを分析してコンテンツを整理しましょう。

ユーザーが求めるコンテンツを分析する上で有効なのが、ペルソナ設定とカスタマージャーニーマップです。ペルソナとは、自社が提供する商品やサービスを利用する顧客を具体的に設定した顧客像です。一方、カスタマージャーニーとは、ペルソナの商品やサービス認知から購入にいたるまでの行動や、心理状況の変化を可視化したマップを指します。

サイトマップを練る

サイトマップとは、ホームページの構成図です。サイトマップを練ってページの内容や数を決めましょう。サイトマップを作成することで、構造を可視化できるため、リニューアル作業をスムーズに進められます。

またサイトマップと合わせて、それぞれのページの設計図とも言えるワイヤーフレームを作成しましょう。ワイヤーフレームを作成することで、どこにバナーやCTAボタンを設置するのかをイメージしやすくなります。

デザインを設計する

コーポレートサイトにおいてデザインは企業のイメージを左右する大きな要素です。デザイン設計は洗練さを求めれば良いだけではありません。サイトを訪れる人に好感を持ってもらうことが大切です。そのため、自社が求めている顧客に合ったデザインを心がけましょう。また顧客が使いやすい設計であることも大切です。

サイトをリニューアル～公開する

サイトのリニューアルは自社で取り掛かるか、専門業者である制作会社に依頼するのかの2パターンです。制作会社に依頼する際はどこに頼むのかを決めておきましょう。

一方、自社で制作する場合は進捗に遅れが出たときに備えてリソースを確保しておくことがポイントです。

サイトをリニューアルする際は情報に誤りがないか、リンク先は適切に表示されるかなどを確認した上で公開しましょう。

コーポレートサイトをリニューアルするメリット・デメリット

コーポレートサイトをリニューアルすることでメリットが得られる一方、デメリットにもつながりかねません。ここではコーポレートサイトをリニューアルするメリット、デメリットを解説します。

リニューアルするメリット

コーポレートサイトをリニューアルするメリットとして以下が挙げられます。

-ブランディングの向上

-新規取引や人材確保の可能性の向上

それぞれについて解説します。

ブランド力の向上

コーポレートサイトをリニューアルするメリットの一つが、ブランド力の向上です。競合と比較して、自社のサイトデザインが古いとブランド力が低いとみなされる恐れがあります。サイトリニューアルによって自社の顧客に適した新たなデザインにすることで、ブランド力の向上につながるでしょう。

新規取引や人材確保の可能性の向上

コーポレートサイトをリニューアルすることで、新規取引や人材確保の可能性も高まるでしょう。新規取引や人材確保の可能性が向上するのは、リニューアルによって次のような効果が期待できるためです。

-SEOによってアクセス数が増加するため

-サイトの表示スピード向上やスマートフォン対応などによって離脱を防止できるため

リニューアルするデメリット

一方で、コーポレートサイトのリニューアルは、次のようなデメリットにつながりかねません。

-費用や手間がかかる

-一時的に検索順位が下がる

費用や手間がかかる

コーポレートサイトをリニューアルするには一定の費用や時間が必要です。自社でリニューアルを担うケースはもちろん、制作会社に依頼する場合も打ち合わせをはじめとして、手間がかかってしまいます。コーポレートサイトのリニューアルには長期的なメリットも多いため、費用や手間を理由にリニューアルを避けるのではなく、予算やスケジュールを組んで計画的に取り組みましょう。

一時的に検索順位が下がる

コーポレートサイトをリニューアルすることで、一時的ではあるものの検索順位が下がる可能性があります。一時的であるため、時間の経過とともに検索エンジンからの評価が安定し、検索順位が回復していくのが一般的です。

しかしリニューアルに当たってドメインを変更している場合、ドメインに対するこれまでの評価がなくなってしまうため、評価回復までに時間がかかってしまう可能性があります。

繁忙期に検索順位が下がると、アクセスが減り売上低下につながりかねません。そのため、リニューアルに当たっては検索順位の影響を考慮したスケジュールを構築しましょう。

コーポレートサイトのリニューアルに際しての注意点

コーポレートサイトをリニューアルする際は次のような点に注意が必要です。

-リダイレクト設定をしておく

-ユーザー視点でリニューアルする

-制作会社選びのポイントを押さえておく

リダイレクト設定をしておく

コーポレートサイトをリニューアルしてURLを変更する場合、リダイレクト設定に注意が必要です。サイトリニューアルでURLを変更すると、お気に入り登録や検索エンジンで検索してもサイトにアクセスできなくなる可能性があります。そのため、次のような方法でリダイレクト設定をしておきましょう。

-新旧サイトのURL対応表を作成する

-Google Analyticsで過去1年間にPVがあったURLの一覧を取得する

-301リダイレクトを設定する

ユーザー視点でリニューアルする

コーポレートサイトをリニューアルする際はユーザー視点を保つことが大切です。ユーザーがどのような情報を欲しているのか、どのようなデザインを好むのかを把握してリニューアルに臨みましょう。デザイン性ばかりを求めても自社のユーザーのニーズに応じていない場合、アクセスが伸び悩む可能性があります。

制作会社選びのポイントを押さえておく

コーポレートサイトのリニューアルを制作会社に依頼する場合、自社に適した業者を選ぶことが大切です。例えば次のような点に着目して制作会社を選びましょう。

-過去の実績を確認する

-対面での打ち合わせに対応している

-見積もりや納期が自社に合っている

また自社の業種について、一定の知識を持っている制作会社であれば、成約までの流れやユーザーの流れなどを理解した上でリニューアルを進めてくれます。

コーポレートサイトのリニューアルを検討している方へ

コーポレートサイトのリニューアルに対応している制作会社はいくつもあります。そのため、制作会社選びで迷ってしまうかもしれません。コーポレートサイトリニューアルを依頼する制作会社を選びで迷った場合、WebLINKsをご利用ください。

WebLINKsではホームページ制作に精通したスタッフが、サイトリニューアルに適した制作会社を提案します。WebLINKsが制作会社に希望を伝えているため、申し込み企業は制作会社から提案を受けるだけで、リニューアルをスタートできます。

コーポレートサイトをリニューアルしてブランディングや売上向上につなげよう

コーポレートサイトは自社の企業概要やIR情報、採⽤情報などを伝えるためのサイトです。コーポレートサイトは開設から一定期間経過すると、自社の経営方針やロゴの変化、サイトデザインのトレンドとのズレなどが原因でリニューアルが求められます。コーポレートサイトをリニューアルすることで、自社のブランディングや売上の向上が期待できるでしょう。

コーポレートサイトをリニューアルするのであれば、WebLINKsにご相談ください。WebLINKsであればさまざまな制作会社の中から、自社に適した制作会社を提案可能です。依頼する制作会社選びにお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。