お役立ち情報・コラム
ホームページをリニューアルするタイミングは、デザインが古くなったとき、流入が減少したとき、構造が複雑化したときなどです。ホームページをリニューアルする際は繁忙期を避け、リニューアルの目的を明確にしておきましょう。リニューアルを制作会社に依頼する際は、実績などを確認して選定するのがポイントです。
ホームページを公開したら、その後の定期的なリニューアルが欠かせません。ホームページをリニューアルすることで、アクセス数、問い合わせ数の増加や企業のブランディングなどのメリットにつながるでしょう。しかし、ホームページをリニューアルする際は取り掛かるべきタイミングがあります。
本記事ではホームページをリニューアルする目的やタイミング、注意点などを解説します。
【この記事で分かること】
- ホームページをリニューアルするタイミング
- 制作会社に依頼するタイミング
- 制作会社の選び方
ホームページをリニューアルする目的
ホームページをリニューアルする目的は主に次の通りです。
- SEOを施す
- ブランドイメージを向上させる
- ユーザビリティを向上させる
- 情報を更新する
それぞれの目的について解説します。
SEOを施す
ホームページをリニューアルする目的の一つとして挙げられるのがSEOです。SEOを施すことで、自社の事業にまつわるキーワードの検索エンジン上位化が図れます。その結果、検索エンジン経由の流入増加が期待できるでしょう。
ブランドイメージを向上させる
ブランドイメージ向上のためにも、ホームページリニューアルが有効です。ホームページは、顧客や取引先と関わる上で欠かせない「企業の顔」とも言える存在です。ホームページのデザインは、ブランドイメージも左右します。サイトの導線やデザインを自社のイメージに合わせることで、ブランドイメージの向上につながるでしょう。
ユーザビリティを向上させる
ユーザビリティを向上させることも、ホームページリニューアルの目的です。例えばジャンルの分類が複雑になっている場合、ユーザーは求めている情報がどこにあるのか見つけづらく、利便性が低くなってしまいます。またホームページによっては、スマートフォンに非対応の可能性もあります。こういった不便を感じると、せっかく訪れたユーザーが離脱してしまいかねません。
情報を更新する
ホームページに掲載されている経営方針や人事情報などに変化があった場合、サイトリニューアルによって情報を更新することがあります。サイトの更新がなく、古い情報が掲載された状態では、ユーザーからの信頼感も低下してしまいます。
ホームページをリニューアルすべきタイミングとは?
ホームページは、一般的に公開から約3〜5年が経過したタイミングがリニューアル時期と考えられています。他にも、次のようなタイミングでリニューアルを検討してみましょう。
- ホームページのデザインが古くなった
- ホームページからの流入が減少した
- ホームページの構造が複雑化している
- セキュリティ対策に課題が生まれている
- 表示スピードが低下している
- 新たな機能を付与する
- 更新作業が困難になっている
それぞれの場合について解説します。
ホームページのデザインが古くなった
ホームページをリニューアルするタイミングの一つが、デザインが古くなったときです。ホームページのデザインにはトレンドが存在しているため、一定期間が経過すると古い印象をユーザーに与える場合があります。デザインが古くトレンドを反映できていないと、時代に追いついていない企業という印象を与えかねません。
ホームページからの流入が減少した
ホームページは自社へ集客するための役割を担っています。しかし公開から時間が経過するうちに情報が古くなる、ユーザーが求める情報が不足するなどの理由でホームページからの流入が期待できなくなります。このようにホームページからの流入が減少したときも、リニューアルのタイミングです。
ホームページの構造が複雑化している
ホームページの構造が複雑化してしまっている場合も、リニューアルするべきタイミングです。ホームページの構造が複雑になっていると、ユーザーは情報を探しづらいだけでなく、検索エンジンからの評価も下がってしまいます。検索上位化を目指すのであれば、ホームページの構造を見直してみましょう。
セキュリティ対策に課題が生まれている
一般的に、ホームページ公開後一定期間が経過すると、セキュリティ対策に課題が発生します。セキュリティ対策に課題を抱えている状態でサイトを運営していると、顧客情報の流出といったトラブルに発展する場合もあります。セキュリティ対策の課題を解消するためにも、定期的にホームページのリニューアルを行いましょう。
例えば、ホームページによってはSSL化していないケースがあります。SSL化とは、ホームページとユーザーの通信を暗号化してセキュリティを強める仕組みです。SSL化はSEOにも影響を及ぼします。そのため、非対応のホームページであればリニューアルにともないSSL化を実現しましょう。
表示スピードが低下している
ホームページに使用している画像のデータ容量など、さまざまな要因によってページの表示スピードは低下します。表示スピードが低下している場合、検索エンジンからの評価が低下しかねません。表示スピードの低下はユーザーの離脱にもつながるため、集客数が減少する恐れがあります。
新たな機能を付与する
ホームページに関する機能は日々進化しています。新たな機能をホームページに付与することで、他社との差別化が期待できるでしょう。ユーザーの満足度を向上させる機能を見つけた場合、リニューアルに伴いホームページに機能を付与するケースがあります。
更新作業が困難になっている
ホームページの更新作業が難しくなっている場合も、リニューアルの時期です。何らかの理由でホームページの更新を怠っていると、検索エンジンからの評価低下につながります。更新作業が滞っている原因を把握した上で、更新や管理の流れを見直し、運営しやすいサイトにリニューアルしてみましょう。
ホームページのリニューアルで避けるべき時期や注意点
ホームページのリニューアルに取り掛かる際は、繁忙期は避けましょう。ホームページをリニューアルすると、一時的に検索エンジンからの評価が低下してしまいます。多くの流入が見込める繁忙期にリニューアルをしてしまうと、集客の機会を逃すことにつながります。また繁忙期はリソースが足りなくなる可能性があるため、リニューアルを自社で対応する場合、作業がおろそかになる恐れもあるでしょう。
ホームページのリニューアルでは取り掛かる時期だけでなく、次のような注意点も押さえておくことが大切です。
- リニューアルによって得たい効果を明確にしておく
- デザイン性にばかり注力しない
- サイトタイトルやURLは変更しない
リニューアルによって得たい効果を明確にしておく
ホームページをリニューアルする際は、得たい効果を明確にしておくことがポイントです。例えばもともとのホームページがユーザビリティに欠けているにもかかわらず放置してデザイン変更のみを行ってしまった場合、リニューアルのメリットを得られない可能性があります。
リニューアルは、担当者の主観で取り掛かってしまうと効果が期待できません。社内で相談したり、アクセス解析ツールを活用したりといった方法を取り入れ、効果的なリニューアルを行いましょう。
デザイン性にばかり注力しない
ホームページのリニューアルの際に、デザインを変更することがあります。しかし、デザイン性ばかりに注力したとしても、高い効果が得られない可能性があります。例えばデザイン性に富んだホームページに変更したとしても、ユーザーが使いづらい、もしくはSEOが施されていない場合、集客が好転する可能性は低いでしょう。ユーザーの使いやすさを忘れずに、リニューアルを行うことが大切です。
サイトタイトルやURLは変更しない
ホームページをリニューアルする際は、可能な限りサイトタイトルの変更は避けましょう。検索エンジンからすると、タイトルはサイトの目印となる存在です。そのため、サイトタイトルを変更してしまうと、検索順位が低下する恐れがあります。
同様にURLの変更も極力避けるべきです。URLを変更してしまうと、ブックマークや他サイトに貼り付けられたリンクが無効になります。URLを変更する場合は、リニューアル後のURLに遷移させるリダイレクト設定を行いましょう。
ホームページのリニューアルを制作会社に依頼するタイミング
ホームページのリニューアルは、内製するケース、専門である制作会社に依頼するケースの大きく2つに分けられます。制作会社に依頼する場合は、自社での準備期間を終えたタイミングで依頼しましょう。
一般的に自社での準備期間は1週間程度です。自社での準備期間中にリニューアルの目的、目標を明確にし、要件定義として主に以下の内容をまとめておきましょう。
- 背景や目的
- ターゲットやコンセプト、デザインイメージ
- 予算
- スケジュール
- サイトマップ
要件定義は制作会社と連携し、方向性を認識するために欠かせません。制作会社の選定、依頼は、自社で要件定義をした後で行いましょう。
ホームページをリニューアルする制作会社の探し方
ホームページのリニューアルを依頼する制作会社は、次のような観点から探してみましょう。
- 実績が豊富か
- 入念な打ち合わせ・ヒアリングがあるか
- アフターフォローが充実しているか
- スムーズなコミュニケーションがとれるか
ここからは、4つのポイントについて解説します。
実績が豊富か
ホームページのリニューアルを依頼する際は、制作会社の制作実績を確認しましょう。実績が豊富な制作会社であれば、自社の業種、企業規模に沿ったアドバイスが期待できます。制作会社のホームページにて、実績が公開されていることが一般的です。制作会社によっては、制作過程においてどの点に注力したかを記載しているケースもあるので、チェックしてみてください。
入念な打ち合わせ・ヒアリングがあるか
ホームページをリニューアルするに当たって制作会社を選ぶ際は、入念な打ち合わせや丁寧なヒアリングを実施しているかを確認しましょう。入念な打ち合わせをして、丁寧なヒアリングをしてくれる制作会社であれば、要望をくんだ対応をしてくれる可能性が高く、掘り下げた提案も期待できます。入念な打ち合わせやヒアリングを実施している制作会社であるかどうかは、次のような点に着目して判断しましょう。
- ホームページなどにヒアリングや提案力について記載されている
- 制作実績において、クライアントの希望や提案を掘り下げた事例が記載されている
アフターフォローが充実しているか
ホームページをリニューアルしたとしても、後日トラブルが発生する可能性があります。このようなトラブルに対応してくれるかどうか、制作会社のアフターフォローを確認しておくことが大切です。代表的なアフターフォローとして、次のようなサービスが挙げられます。
- リニューアル完了後の点検や手直しに対応している
- トラブル時にすぐに相談できる
併せて、アフターフォローにかかる費用についても確認しておきましょう。
スムーズなコミュニケーションがとれるか
制作会社を選ぶ際はスムーズなコミュニケーションがとれるかを確認しましょう。スムーズにコミュニケーションがとれれば、要件や要望を正確に伝えやすくなり、理想的なリニューアルがかなう可能性が高まります。また、スムーズなコミュニケーションが実現できれば、制作工程が早く進みやすい、ミスが発生しづらいといったメリットもあります。
スムーズなコミュニケーションがとれる制作会社であるかどうかは、次のような点に着目しましょう。
- メールや電話でのレスポンスの早さ
- 質問への丁寧な回答
タイミングを見計らってホームページをリニューアルしよう
ホームページをリニューアルする目的はSEO対策を施す、ブランドイメージを向上させる、ユーザビリティを向上させるなどさまざまです。ホームページをリニューアルする際は、デザインが古くなった、ホームページからの流入が減少した、構造が複雑化したなどのタイミングを見計らって実施しましょう。ただし、ホームページをリニューアルすると一時的に検索エンジンからの評価が下がるため、多くの流入が見込める繁忙期のタイミングでの実施は避けるのがポイントです。
ホームページのリニューアルを制作会社に依頼する場合、実績が豊富か、入念な打ち合わせ・ヒアリングがあるかなどに着目して探してみましょう。
WebLINKsであれば、ホームページ制作に精通したスタッフが申し込み企業に適した制作会社を提案します。ホームページのリニューアルに当たり制作会社選びに迷っている場合は、ぜひWebLINKsをご活用ください。
この記事を書いた人
ウェブリンクスの中の人。主にコンテンツ周りの運営を担当しています。またお客様のご要望に対して、おすすめの制作会社を探すことも得意。 Web業界でのキャリアは長いため、そのノウハウをお伝えしていきたいと思っています。 【経歴】 Webコンサルタント歴:具体的に19年 Web戦略をプロデュースした企業数:950件超 ■得意ジャンル・業種: ・SEOを重要視したWebサイトの設計・企画・プロデュース ・業務効率化を含む、Webシステムの実装とWebサイト戦略 ・売上規模3億の企業様の売上を10億に伸ばすためのWeb戦略 ・求人数を倍増させるためのWeb総合戦略設計(Web、動画、SNSなどを含めた総合提案) ・業界を問わず、Webを活用してビジネスを成長させたい企業様の支援全般